土星とガブリエル



白珠さんからガブリエルの絵を注文していただいたのが節分の日で、節目にご注文ってことは彼女にとっての節目の絵になったりして〜…なんてチラリと思ったのを覚えています。
そして、いざ描こうと意図した途端に土星がばーん!と頭の中に浮かんできました。
ずっとそれは頭の中にあったので、ガブリエルと共に土星を描くことを決めました。


ガブリエルの絵を描く数日前に、他のお客様からのご注文の絵を描いたのですが、この時には4〜5層塗ることになりました。
アクリル絵の具なので塗り重ねることができるのですが、それにしてもこれだけ塗り重ねるのは久々でした。

大天使ウリエルです。

なんとなくなのですが、塗り重ねの層が多い場合は、お客様のエネルギーの層を感じて描いている感覚が特に強く、それらをひっくるめて一歩先の絵に仕上げている…という感じがしています。
なので、描き込んで仕上がり直前でもどうしても「(一番表面に描くべき絵とは)なんか違う。」と感じてまた塗り重ねる…というのもあります。


それで、白珠さんの絵ですが……6層塗りました。
どの層もどうしてもぐるぐるまぜまぜの混沌とした絵になってしまい、白珠さんの内面世界は常にこのような混沌が発生しやすく、それらと折り合いをつけようと努力する日々だったのかもしれないなー…と思いました。

……と思いながら6層目を描いていたのですが、もうどうにもアカン!となりました。
物理的には層が厚すぎて乾くと絵の具がひび割れがアチコチにできてしまうし、感覚的には『この混沌の続きではダメだ!無理っ!』となってしまいました。

ですから、それをゴミ箱に勢い良く投げ込み、新しい紙を用意して描き始めました。
リスタート、生まれ変わり、新しい白珠さん……というイメージで筆を持ちました。
すると、一発でキメることができました。
ガブリエルの波長とうまくリンクするように最後に土星を描きました。




普段は絵を発送する時に、ちょっとしたメッセージもお客様に添えるのですが、今回は私のメッセージは絵との初対面で邪魔になるといけないと感じたので添えませんでした。
その旨は白珠さんにも伝えました。

そして、白珠さんからDMが届きました。

絵が届く前、瞑想中に土星に関わるイメージが出てきたのだそうです。
詳しいことはご本人がどこかでお書きになると思いますが、土星のエネルギーが象徴する制限や責任ということの学びについてのことだったそうです。
それで私の頭にも土星がばーん!と浮かんできたのかー…と大納得でした。

さらに、その瞑想のことは抜きにして、この絵と向き合ってくださった時に浮かんできた言葉が「死と再生」だったのだそうです。


そうなんですよね。
死と再生なんですよね。
節分の日に注文してくださった絵は、まさに死と再生を表しているのだと思います。
絵を描いてるプロセスもそのままでしたし。

ですから、
『過去の重いエネルギーは捨てて、新しい白珠さんとして生きて行く方が良い、そのためにも土星のエネルギーが必要なんだろう…と思いました。』
『(過去の重いエネルギーを捨てるというのは)過去を捨てるという意味ではないですし、今までの積み重ねられたエネルギーを否定するわけではなく、それはそれとして、学び終わったことに固執せず、新しい白珠さんを生きる方向に向かえば良いのではないか、ということです。ある意味で生まれ変わるタイミングなのかもしれません。』
と返事を書きました。


脱皮した新しい白珠さんのご活躍が楽しみです。

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