そういえば目からスキャンビームが出ているんだった

去年の3月末に例のお店が無期限の休業に入り、
元店長はめっちゃ元気に違うお仕事を頑張っていて、
あのお店で知り合った様々な人たちもそれぞれ頑張っていて、
私は私で、秋からガールズの勉強をサポートすることになり、
以前ほどの頻度では会えなくなっていても、それでも仲良くなった人たちとは時々会っています。

そして、そんなみんなが集まるお店がもう一軒ありまして、そちらのカフェに私も行くようになりました。
すると、やはりまた新しい出会いがあるものです。
以前から存じ上げていたのですが、今年になって初めてお話をした方が……魔術師なのです。
その知識や能力はもちろん、空気感も魔術師な方です。

そんな魔術師さんの大事なアイテムをあれこれ見せてもらっていた時に、とあるアイテムを手にしながら、会話の流れから私はこんなことを言いました。
「ヒーリングも勉強してるんですけど、練習してもなかなか思うようにできるようにならないんですよね…。」

すると、そのアイテムを私が手にしているから状態が分かる、と魔術師さんが教えてくれました。
普通の人が感じる情報量よりも、私はもっと多くの情報量を拾っているから、いわゆる見えない世界の情報にまでがっつりオープンになっていると処理しきれなくてパンクしてしまうので、この程度でキープしている……という趣旨のことを話してくれたのでした。

これを聞いた時は「へぇぇぇぇぇぇぇぇ。」と驚いただけだったのですが、帰宅してふと思い出したのです。
マルチプルアバンダンスの初級・中級を受講した時に、ファシリテーターさんがプログラムを使って観てくれた時の言葉を、です。
http://smalltamiel.blog82.fc2.com/blog-entry-1327.html
私は目からスキャンビームを出してるかのように、普通の人よりたくさんの情報量を読み取りながら外界を観ている、と言われたのでした。

本人にしてみるとこれが普通ですし、そんなにたくさんの情報量をスキャンしているようにも思えないのですが、
例えば写真の解像度がかなり高いのだとすれば、『そこまで解像度高くなくても全然問題ないのに、無駄に解像度が高くて、でも結局アウトプット時には必要な解像度に下げてる』ようなものなのかもしれません。
なんにせよ、解像度が高くても処理しきれないなら宝の持ち腐れなわけで、せっかく解像度が高いのであれば、それに見合う処理能力やら何やらを大きくしたいものです。

……と、思ったところで、
なんのために？という疑問が湧いたのでした。

エネルギーワークを習い始めたのは、ひどい不定愁訴がメインの体調不良をなんとかしたい、特に大きなエネルギーに触れた時にいきなりぶっ倒れそうになるのをなんとかしたい、というのが目的でした。
そのうち、エネルギーワークで習う「この世界の仕組み」に知的好奇心がどんどん触発されていき、たくさんのことを学ばせてもらいました。
小さな頃から「この世界のほんとうの仕組み」を知りたくて、それで科学者になりたかったくらいですから、学ぶことそのものが喜びでした。

私は、その高い解像度でもって更に多くのことを知りたいだけなんじゃないの？
知って、それでどうするの？

…と、思いました。
知りたいだけ、なんて、基礎研究の科学者さんに多くいそうな気もしますが。
「なにかの役に立つための研究をする」のは工学系の研究者さんっぽいですよね。
どちらも大切です。

じゃあ、私は自分の欲求を満たすためだけに学び続けていても問題はないはずなのに何かモニョっとするのです。
基礎研究はいつか何かの形で役立つものかもしれないけれど、このまま私が自分のために学ぶことの意味が「自分自身の喜び」以外に無いように思えたからかもしれません。


すると、すぐに「そんなことないよ」と言わんばかりに、ヌーソロジーのシュタイナー本にモニョってた自分への答えがありました。
分厚くて（私には）難しい本なので、ほんとーーーーにちびちびと読み進めているのですが、ハッとする文章がちょうどよいタイミングで続いたのでした。

学ぶ意味、純度の高い思考がもたらす世界、物質界の底の底で培うものの意味、それを携えて反転した世界へ向かうことの意味。
まだまだ私には難しくて理解できないことが多々ありますが、それでもここまで学んできたからこそ理解できることもそれなりにあって、
この時代にこうやって生まれてきた自分がどこに向かっているのか、が分かったのです。
もちろんそれは、はるか遠くの高い山の頂上を指さしてもらったようなものなのですが、どこに向かっているかが分かるのと分からないのとでは大違いです。

いえ、ほんとうはもっと前から分かってはいたのです。
でも、そのルートが以前よりももう少し鮮明になったような、そんな感じかもしれません。
以前にアストラルリーディングをしてもらった時に「（エネルギーワークを学んでいるけれど）たみえさんはヒーラー（を目指すの）ではないですね。」と言われたことの意味も、今ならもう少し深いところで理解できます。



というわけで、
これからも学び続けるし、高い解像度をより活かせるようになりたいのでどうしたらいいかなー？と試行錯誤していきます。