10歳と50歳

昨日で民絵屋がまるっと10年、今日で私が50歳になりました。
たくさんのお祝いの言葉をありがとうございます!





半世紀。


長いようで短いようで、でもやっぱり長かったのだと思います。
先週、目にする様々なものが私に大きな気づきをもたらしてくれました。

高2の5月に、学校帰りのバスの中で、いきなり「目」が開きました。
私は今まで何を見ていたのだろう?
世界はこんなに美しかったのに!
と、衝撃を受けました。 
さっきまで見ていた世界とは違う世界が見えるようになったのでした。

すると、その頃の友達が私にくれる様々な刺激が、どんどん私を深くしてくれたのです…が、
…痛かったのです。
敏感過ぎて痛かったのです。 

なので、もっと強くなりたい!と願ったら、いつの間にかその感性が鈍ってしまったことに、ある日気が付きました。
取り返しがつかないことをしたのかもしれない…と感じましたが、もうどうしようもありませんでした。

その頃からです。
私は、できることなら絶対的な客観の世界で生きたいと志向するようになっていきました。
そこに正解を求め始めたのでした。
ですから、自分の感覚からも感情からも自分自身を遠ざけようとし続けました。
水瓶座の月は、生々しいものを扱うのが苦手らしいのですが、まさに私はソレで、できることなら肉体を捨てて草薙素子のようになりたい、と時々口にしていました。
それも拍車をかけたのだと思います。
(自分の)主観の世界が少しずつ苦手になりました。
人間なのでもちろん主観の枠から出られないし、感情に振り回されることもあります。
しかし、そんな自分がイヤでした。

そうやって(できっこないのに)主観の世界を遠ざけようとしては、しょっちゅう捕まっていました。
体調不良の時は嫌でも自分の身体しか意識できないので、その閉じた空間に放り込まれていたのだと思います。
破壊的な衝動が突発的に湧いてくるのも、反動だったのかもしれません。


友達に話したら、
「長い鬼ごっこだったねぇ。」
と言われました。 
そうですね。
30年も鬼ごっこしてましたね。
平成の間ずーっと鬼ごっこしてました。






と、
50歳になる直前に気付いたので、絵を描いてみました。
「主観の自分」を描いてみました。
癖でまた逃げようとすると思うので、これを見て「自分」に戻るように意識するためです。



鬼ごっこはやめる!

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