四半世紀ぶりの大腸内視鏡検査

昨年の11月…でしたかね?
そろそろ痔のお薬を〜…と思い、2時間も待合室で待って、ようやく先生に「調子はそこそこです。でもお薬がある方がいいです。」と言ったところ、どういうわけか大腸内視鏡検査をしておこう!と言われまして。
「うちで検査となると…直近で2月1日だね。もっと早い方がいいなら市民病院に紹介状を書くよ!」と強烈プッシュされまして、
「じゃあ…こちらでお願いします…。」と言ってしまった私。
祖母もオカンも大腸ポリープが1つできて、それがガンになり手術してたので、オカンから
「あんたも50歳になったら大腸内視鏡検査しとこ。」
と何度か言われてまして、
49歳になってから心の隅で『来年は大腸内視鏡検査した方がいいのかなー。でもヤダなー。ほんとヤダなー。』という葛藤がぐるぐるしてたのでした。

何故イヤか。

四半世紀前に内痔核の手術をする前に大腸内視鏡検査をしていて、検査そのものはそんなにたいしたことないのは分かってます。
でも、その前に下剤を大量に飲まなければならなかったのがほんとーーに苦痛だったのです。
(そして、頑張って飲んで頑張って出したけど便がまだ少し残ってるのを大腸内視鏡検査で先生に指摘されました…。)
なので、大腸内視鏡検査そのものは良くても準備段階がイヤだったのです。


ですから、
何度かキャンセルしようかと思ったりしたのですが、そのたびに知り合いがフェイスブックで大腸内視鏡検査したらポリープが見つかったので切除してもらったとか、芸能人が大腸内視鏡検査の話をしてるとか、何故かすぐにそういうのが入ってくるので、
「いいよー。わかったよー。」とキャンセルを諦めるのでした。
また、更年期で生理の周期が早かったり遅かったりするのですが、このところ3週間で来てたので、こりゃ重なるかもー…と思ってたらその気配も無く。
家族が立て続けに発熱したからインフルエンザかもー、タイミング良く(?)うつったら検査キャンセルだなー、と思ったら、喉の炎症からの熱だったり。(←そして私にはうつらない)



精神的にジタバタしてたのですが、とうとう検査前の制限食に取り掛かる日となり、その翌日の夜は粒の下剤を飲まなければならなくなりました。

粒の下剤にもイヤな思い出がありましてね…。
16歳の時、高校の修学旅行先で便秘になり、友達がピンクの小粒のお薬をくれたので飲んで寝たら、夜中に便意をもよおした…だけなら良かったんですけど、そこから発作も起こして、一人で夜中に部屋のトイレで苦しんでいたのでした…。
なので、病院から2日前の夜に飲んでねと渡されたお薬がこれまたピンクの小粒という形状で、メンタルがヒリヒリでした。

おかけさまで発作もなく翌日になったのですが、どうしてなのかお薬が効いてきたのが夕方からで、寝るまで断続的にお腹がきゅーっと痛くなってました。
……痛いんですが、
さらに追い鰹ならぬ、追い下剤です。
前日の夜は目薬みたいな容器の液体のお薬を水に溶かして飲まなければいけませんでした。
全量ってかなりの効果なのでは…?とメンタルガクブルで飲んで寝ました。


そして、とうとう検査当日です。
朝から3回ほどトイレに行きましたが、固形のものが控えめに出ただけでした。
制限食の上に、メンタルやられてて食欲が無かったので、3日間いつもの半分以下の食事量だったので、こんなもんかな?とも思いました。
そんな感じで病院に行くと、もう一人女性の方がいまして、その方と一緒のお部屋で2時間かけて10分毎に下剤を飲むことになりました。
その方は私より10歳ほど若い方で、とても話しやすい方だったので、10分毎に下剤を飲むという1番しんどい工程をいろんな話をしながら遂行することができて、
『なんだ!大丈夫だった!』
とホッとしました。
めっちゃホッとしました。
(飲む量も四半世紀前のより少なくなってたように感じ、下剤も改善されたのかなー?なんて思ってました。)



…が。
実はここからがえらいこっちゃなのでした。

まず、便意があまり来なくて、出てもなんだか液体が少し出た?という程度。
でも看護師さんにチェックしてもらわないといけないので見てもらったら、大丈夫そうですね、と言われました。

あれー?
四半世紀前にやった時はもっとだーだーに出たのになぁ…。
おかしいぞ。

と思いました。
でも、検査しますと言われ、看護師さんに「まだ残ってる気がするんですが…。」と2、3回言ってみたのですが、なんやかんやで検査となりました。


四半世紀前とは違って、今は眠らされるんですね。検査の時に。
「眠くなる薬を入れますねー。」
と言われて3秒で意識が無くなり、起こされたら検査が終わってました。
ベッドに移動し少し休んでたら、だんだんお腹がぐるぐるし始め、まだフラ〜っとしてましたがトイレに駆け込んだら……大量の下剤と共に便が出ました。

あーあ。
やっぱりキレイになってなかったやん。
検査失敗やん…。

と、トホホな気分で部屋に戻ると、先生(←検査の先生は押しの強い院長先生ではなく、あたりの柔らかい女医さんでした)に呼ばれ、検査結果を聞かされました。
案の定、便が残ってて、水をかけながら検査したそうで、途中までしか診れなかったそうです。
でも、その途中までは綺麗な粘膜でポリープも無く、こうやって便が降りてきてるから、奥も盛り上がってる部分は無いんじゃないかと思われるので、たまの排便時の出血は痔核のせいでしょう…と言われました。
そして、痔核もこれくらいなら手術しなくてはいけないものでもない…と言われました。


3日間制限食で残渣が極力少なくなるようにしてたし、量も半分以下だったので、残ってた便も少なかったのですが、どうせなら全部しっかりチェックしてもらいたかったなぁ…と思いつつ、検査費用を支払い、お父ちゃんがお迎えに来てくれるのを待っていました。


……ら。
そこからです。
怒涛の下痢が始まりました。
待ってる間も4回トイレに走り、帰宅後も下痢が止まりません。
帰宅後1時間ほどで透明な水しか出なくなり、
「あー。今だったらキッチリ検査してもらえる状態なのに〜。」
なんて呑気に呟いてたのですが、
飲んだ下剤はもう全部出たんじゃないか?というくらいになっても下痢が止まらないのです。
お腹は断続的に痛いし、痛くなったらすぐにトイレに行かないと水下痢が漏れちゃいそうになるし、何度も何度もトイレに行くので、痔の塩梅も悪化するし……で、泣きそうでした。

でも、寝て起きたら良くなると思ってたんです。

…思ってたんですけど、
翌朝目覚めたら、やっぱり水下痢で、とうとう痔も切れて便器真っ赤だし、体力的にも精神的にもこりゃアカンと思い、お父ちゃんに病院に連れてってもらいました。
家の近くの病院で良かったです…。



いつもなら1〜2時間待合室で待つことになるのですが、状態が悪すぎたので看護師さんにそう伝えると、ベッドに寝かせてもらいまして、前日検査してくれた女医さんが割とすぐに来てくれました。
検査当日に風邪気味で微熱があったので、念の為お腹にくるインフルエンザでないかを検査してもらい、陰性だったので、点滴をしてもらいました。
点滴中もトイレに行って、水下痢と出血。
ヘロヘロな状態でトイレから出てきた私を看護師さんが優しく労ってくれました…。
あの病院、看護師さんが皆さんとても優しいんですよ…。

点滴が終わり、針を抜いて処置してもらってる時に、その看護師さんが、
「下剤が回りきってなくて後から効いたのかもねぇ…。検査の前にかなり強い下剤をかけるからねぇ…。効きすぎたのかもねぇ…。」
と言って慰めてくれました。

そいえば、ピンクの小粒も翌日の夕方から効いて、結構痛かったもんな…。
下剤の効きが悪いんじゃなくて、効き始めるまで時間がかかって、そこから効きすぎちゃってたのかもなーー…。
または、下剤が全部出ちゃった後も、刺激された大腸が暴走して通常モードになるのを忘れちゃったのかもなー…。

と、ぼや〜っとしながら思いました。
まあ、事実はどうなのか分かりませんが、とりあえず処方された下痢止めを1回飲んだら、とりあえず下痢は止まりました。

それでも、食べるとまだお腹がちょっと痛くなったり、いつもの量は食べられなかったりするのですが、徐々に回復しております。





で。

実は、
ココに書いた『主観の世界』についての気づきがあった翌日に、めっちゃお腹の痛い下痢になり、さらに発作が起きそうになるくらいになって、寝込んでたんです。
気づきがあった時、頭で「分かった!」ではなく、なんと言いますか…自分のエネルギーが大きくグルンと動いたような、そんな感覚になったのです。
なので、翌日に体調が悪くなって寝込んだのもそのせいだと思ったのですが、
その後から、なんと!お通じがとても良くなったのです。
ちょっとビックリしたのと同時に、エネルギーが動くくらいのレベルで気づけたので、寝込むだけじゃなくて、良い方向に身体が変わっていくのもあり得るよなー…とも思いました。

そんなことがあっての大腸内視鏡検査だったので、
例の店の店長と
「ポリープとか無いと思わん?ポリープ見つけるのが目的じゃなくて、これって更にお腹を一度綺麗にするのが("深いところの私"の)目的なんじゃないのかねぇ?」
なんて話してたんですけど、下痢が止まらなくなるくらいの大掃除はやり過ぎなんじゃないの?と、下痢がようやく治まってから自分に向けてツッコミを入れてました。

検査が終わってから、スフィーダのにんじんジュースやらヤクルトミルミルやら自然の味の甘酒やらを食べ、
さらに下痢止めと一緒に処方された強そうな乳酸菌を飲んで、一旦大掃除した大腸に良さそうなものを送り届けてます。



というわけで、とてもしんどかったのですが、
昨日は神社の豆まきにも行けまして、娘が卒業式に着る服も買いに行けまして、外で味噌煮込みうどんも食べることができました。

(1⁄3は娘に食べてもらいましたが〜。まだ完全復活してなくて残念でした。)
夜に神社のお豆もポリポリ食べることができました。



前回のしんどさとは全く別のしんどさに翻弄されてしまった四半世紀ぶりの大腸内視鏡検査でしたが、お腹の大掃除もできたのだからヨシとしまして、これからもお腹を大事にしていきたいと思います。

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