お誕生日にはお花を。

娘の誕生日の前日、息子が言いました。

「お誕生日プレゼントにお花を買ってあげる。」

すると、娘が
「おととしもお兄ちゃんはそう言って、庭の花を摘んでくれたよ。」
と言いました。

それを聞いていたお父ちゃんが
「あ~。(娘のように息子に)お小遣いをあげてなかったお父さんが悪かったね。」
と言い、500円を息子の小銭入れに入れてくれました。
ダウン症の息子は小学生の頃から数をカウントすることはできますが、中2の今も2+3も指で数えないとできません。
それでも、お金を払うと買い物ができる、ということは理解しています。


というわけで。
娘の誕生日の当日、農協の直売所に息子を連れていってやりました。
生花コーナーにあるたくさんのお花の中から、かわいい黄色いガーベラ4本120円の花束を選び、レジでお金を払い、おつりをもらっていました。

花束に貼り付けてある値札を剥がし、きれいな紙で包みんでやりました。
それを、息子がそろばん教室帰りの娘に手渡してやると、娘もニコニコしていましたし、一緒に帰ってきた娘の友達もその姿を見てニコニコしていました。


息子が4歳、娘が1歳になったばかりの頃、
当時お父ちゃんが自然農にとりくんでいて、その畑で娘がわんわん泣き出した時に、息子が畑の(トウのたった)小蕪の花を泣いてる妹に手渡した…ということがありました。
そんな頃から、息子は妹に花をあげるということをしていたのです。
息子にとっては大事な妹で、娘にとっては大事なお兄ちゃん。
そんな関係性は大きくなっても基本的にはちっとも変っていないように見えます。
親としては嬉しい限りです。

コメント

人気の投稿